真 流行り神2

★★★★☆ (←ブログ主による勝手な5段階評価)

少し前にブログ記事を更新したのは、本作を紹介したいためです。
今回は日本一ソフトウェアの作品である
流行り神
を紹介します。


~情報~
発売元:日本一ソフトウェア
発売日:2016年7月7日(PSVita)
ジャンル:ホラーアドベンチャー


元々は本作品を購入するつもりはありませんでした。。なぜなら前作の出来が正直残念な感じでしたので。
それなのに、本作品を購入したのは予約特典で流行り神シリーズの曲をピックアップしたCDが付くと
目にしたからです。これを知らなかったら、本作品には見向きもしなかったと思います。


プレイ後の感想ですが、全体として良い作品で良かったなぁ、です。
以下に、感想をつらつらと述べます。


(個人的に)良かったところ

・それぞれのストーリーが旧作品である『流行り神』シリーズのようにオムニバス形式に変わりました(戻りました)。
 これにより、ストーリーが進むにつれてキャラや世界観が分かるようになり、作品内の世界へグッと引き込まれるようになったと思います。

・『流行り神』の魅力の一つである科学ルート・オカルトルートの分岐が復活しました。
 これで一つのストーリーを2つの視点から解明することで、事件の解釈がより深くなったと思います。

・本作品のテーマである『都市伝説』を中心としたストーリー展開に戻りました。
 さすがに前作の『真 流行り神』のようなストーリーはこりごりでしたので、内容も良くなったと思います。

CERO Z作品ではありますが、比較的コミカルな部分も多く描かれており、プレイしてて終始暗い気分になることはないです。

・全体として旧作である『流行り神』のシステムを復活したような感じですが、『真 流行り神』で登場したライアーズアートと呼ばれる
 時間制限内に会話の選択肢を選ぶシステムは本作でも採用されました。事件を解くに当たってのスピード感や一体感があって、個人的には
 ライアーズアートは好きです(頻繁にあるとわずらわしくなりますが)。
 あと前作で登場したライアーズアートの曲は本作品でもここぞという場面で効果的に登場します。かなり好きですね。

・『流行り神』に登場した登場人物の影がチラホラと・・・これはプレイしてのお楽しみとなりますが、この演出も
 個人的には好きですね。旧作品のファンの方にとってはたまらないのではないかと想像します。

・本作品で登場する新しいキャラクターもそれぞれ魅力があって良いですね。


(個人的に)あともう一歩なところ

・ストーリーがやや少ないかなぁ。追加シナリオも少ないですし。

・良くも悪くもグロテスクな場面は登場しますので、これもあってCERO Zなのかな、と。できれば多くの方々にプレイして欲しい作品ですので
 Z対象ではないほうが良かったなぁと思います。ただ、都市伝説をテーマにしている分難しいところはあると思いますが。
 逆に言えば、CERO Zにしている分、『流行り神』シリーズよりも怖さに対して大胆な演出ができるところはあります。



ゲームシステムも内容も古い作品から良いとこ取りしたような出来になっていますので、十分面白い作品になっていると思います。

CERO Z作品ですが、18歳以上の方で怖い話が好きな方には是非お勧めしたい作品ですね。


さて、3は製作されるのでしょうか・・・どうなることやら、楽しみです。